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技術士上下水道

平成30年 第8問 技術士上下水道

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平成30年 第8問 技術士上下水道


  • 精密膜ろ過に関する次の記述のうち, 最も適切なものはどれか。


    ① 定圧制御は, ろ過水量が原水水温に左右されないが,時間の経過とともに,目詰まりによりろ過水量が減少するため, 取水や配水池運用などを含めて検討する必要がある。

    ② 薬品洗浄は, ファウリング物質を明らかにせずに不適切な洗浄剤で洗浄すると,膜性能の低下やファウリング物質と洗浄剤の化学変化による膜劣化を起こす場合がある。

    ③ 加圧方式は, 膜ろ過水中の溶存ガスが気泡となって起こるエアロックを防ぐために,通常, 差圧の最大値は-40kPa以上 (絶対値で40kPa以下) とする。

    ④ 精密ろ過膜は, ふるい分け原理に基づいて粒子の大きさで分離を行うろ過法である。浄水処理に使用される精密ろ過膜の孔径は, 一般的に0.01µm以下と定義され, 分離性能は分画分子量で表す。 分子量1,000~300,000Da程度の領域を分離対象とする。

    ⑤ 無機膜は,有機膜に比較して熱耐性や耐薬品性がよく,物理強度もある一方で,膜の前段では必ず凝集剤を注入しなければならない。



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